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【科学ニュース】 ハワイ沖でNASA 火星探査用『空飛ぶ円盤』を実験!! 〈803JKI11〉

円盤196958A9C93819499E2E1E2E0878DE2E1E2E4E0E2E3E6E2E2E2E2E2E2-DSXZZO7220354003062014000000-PN1-11米航空宇宙局(NASA)は、空飛ぶ円盤形の試験用低密度超音速減速装置 The Low-Density Supersonic Decelerator(LDSD)に関して、飛行実験のための準備が完了したと6月2日に発表しました。

この装置は、火星に重たい機材や人間を安全に着陸させたり、また重いペイロードを地球に確実に帰還させることを目的としたものです・・・。

 

将来予定されている火星探査で、有人宇宙船や無人の探査機を火星の軌道上から安全に着地させる為の低密度超音速減速装置 Low-Density Supersonic Decelerator(LDSD)の飛行実験を、米航空宇宙局(NASA)はハワイ沖上空で実施します。     

直径約4.6メートルの空飛ぶ円盤のような形状のLDSDが、火星の大気圏突入で遭遇するであろう進入と降下そして着陸時のスピード等や状態を再現して、重いペイロードを火星や他の惑星の地表に着陸させるためのデータを収集するのが、今回の飛行実験の主な目的です。

この飛行実験の実施場所は、ハワイ・カウアイ島にある米国海軍の太平洋ミサイル発射基地周辺の太平洋上空とのことです。

 

今回の実験では、Supersonic Inflatable Aerodynamic Decelerator(SIAD)と呼ばれるドーナツ状のチューブと、超音速対応のパラシュートの動作テストを実施します。

試験装置はヘリウム気球によって高度12万フィート(約36.5km)の高さまで運ばれ、更に気球を切り離した上てブースターロケットの噴射によって18万フィート(約55km)の成層圏まで上昇して円盤の上面を進行方向に向けマッハ4まで加速します。その後、試験装置は、外周のSIADを膨らませた後に巨大なパラシュートを開傘して空気抵抗を利用しながらマッハ2.5にまで減速して、45分後にはハワイ沖の海面に降着する予定です。

 

 

火星探査に使用する機材の重量は益々増加の傾向にありますが、火星は大気が地球などに比べて非常に薄く空気抵抗が小さい為、火星へ重量のある宇宙船や探査機が超音速で突入すると間違いなくパラシュートだけでは減速し切れないといいます。

そこでLDSDは火星大気圏へ突入の際に、エアクッションと併用することで段階的にブレーキをかけてパラシュートが使用可能な速度まで減速し、安全に着地する為の技術を確立するもので、ジェット推進研究所(JPL)が開発を進めています。ちなみに、軽量コンパクトで瞬時に膨らむエアクッションの機構は、ハワイの海にも生息する愛嬌のある魚、ハリセンボンに着想を得たといいます。 

 

たしかに、パッと見た目には空飛ぶ円盤の様な外観をしています。こんな物体が空から降ってきたら、UFO来襲だ、と勘違いする人もきっといるでしょうネ・・・。

 

【速報】

米航空宇宙局(NASA)は6月11日、有人宇宙船を火星に安全に着陸させるために開発中の減速装置「LDSD」のハワイ沖での飛行実験を延期すると発表しました。

14日までの予定期間に気象条件が整わない見通しのためで、NASAは別の日程が可能かどうかを検討するそうです。

【続報】

6月28日、NASAは開発中の「LDSD」の飛行実験をハワイ沖で実施したが、最終段階でパラシュートが正常に開かず装置は海に落下したとのことです。

 

 

 

 
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