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【超入門】 英国紅茶(3) 応用編・・・美味しい紅茶の淹れ方 〈1066JKI00〉

ミルクティ写真3241915今回は、美味しい英国紅茶の淹れ方をご紹介しましょう。

簡単に美味しく英国紅茶を楽しめる方法です。是非とも、気楽に試して頂けたら幸いです!!

 

使用する水

諸説ありますが、我が国で販売されている紅茶の茶葉は、軟水用にセッティングされているので、軟水を使用することがベターのようです。直輸入の英国茶葉で英国流の味わいを求めるのならば、欧州それも英国と同様の硬水を用いる方が良いということになり、輸入されている硬水のミネラルウォーターを使うことになるでしょう。

しかし、ミネラルウォーターは銘柄によってはミネラルが多過ぎる場合もあり、酸素をあまり含まないものも多くあります。どうしてもミネラルウォーターを使いたいなら、沸かす前によく振って酸素を含ませる様にしましょう。但し、もともとペットボトル型容器の水の場合は酸素が抜け気味なので、容器内の酸素量におのずと限界があり、あまりお薦めできませんが・・・。

 

さて、日本の軟水を使う場合、汲みたてで酸素を多く含んでいるものが紅茶向きです。酸素を多く含んだ水はジャンピングを促し紅茶の抽出が促進されて、美味しい紅茶をいれることができます。ちなみに、ジャンピングとは湯の対流が起きることで、茶葉がポットの中でふわふわとよく動き、上下回転・移動する現象のことです。

また、湯は一度沸騰させたものや汲み置きのものは酸素が逃げてしまっていますので適していません。必ず沸騰近辺(95~98度以上)のものを使用するようにします。温(ぬる)かったり沸騰し過ぎた湯では、紅茶の香気成分が抑制されてしまいます。

 

あまり細かなことを気にせずに紅茶を楽しむのならば、日本の場合であれば用意する水は水道水でも問題はない、という紅茶の専門家も多いようです。わざわざ手間をかけて高価な水を用意しなくても、質の高い我が国の水道水であれば充分であり、塩素臭も沸騰させればほとんど気にならなくなります。

しかし、本来、紅茶の味は使用する水に大きく左右されるといいます。鉄分などのミネラルが多く含まれていると、渋みや香りが弱まりコクと水色が濃くなります。本場の英国では主にミネラルの多い硬水を使用するので、ミルクを入れてまろやかで美味しいミルクティーを楽しむことが、飲み方の中心となったのでしょう。

日本はというとミネラルが少ない軟水を使うので、英国とは反対に、香りが良く鮮やかな水色の紅茶を淹れることが可能です。ストレートティーを飲む人が多いのも、すっきりした味わいで香り高い紅茶を楽しめるからでしょう。
ちなみに、ストレートティーを楽しむ場合、注意したいのはヤカンです。鉄製のヤカンを使うと沸騰するまでに鉄分が溶け出して、硬水のような状態になる可能性があるので、鉄製以外のヤカン(ガラスやアルミ製など)を使いましょう。

 

紅茶の保存方法

常温保存で問題ありません。また冷蔵庫で保存する必要もありません。煎茶や玉露などの緑茶は冷蔵保存が必要と言われますが、紅茶は常温保存が最適です。

但し、紅茶は空気にふれると酸化して品質が低下するので、できるだけ空気に触れさせない様にしてください。そこで紅茶を収納した袋は、中の空気を抜いてから閉じて保存してください。

また本来缶の場合は空気が抜けきらない為、保存には適していません。インテリア感覚で缶での保存を行う場合は、一旦、(真空)密封できるビニール袋などに茶葉を入れてから缶で保存してください。

 

使用するポッド

できるだけ陶磁器か銀製のティーポット、あるいはガラス製のティーサーバーを使いましょう。

緑茶用の急須を使用しても構いませんが、金属製の鉄分などを含むポットは、紅茶のタンニンが鉄分と化合して風味を損ねることがあり、また紅茶の水色も黒ずむ場合があるので要注意です。

ティーポットの形は、なるべく側面が丸くなっているものが良いでしょう。丸型のポットは湯を対流 させ易いので、茶葉のジャンピングが起こりやすいのです。また、ポットの中でのジャンピングの様子が確認できるガラス製のものが良い、という説もあります。

更に、せっかく丸型のポッドを使用しても、湯量が半分しかないと側面が丸くならないので、適切なジャンピングが発生しません。そこで、必ず、そのポットの上部まで湯を注いでジャンピングを起こすのが、美味しい紅茶を淹れるコツとされています。

 

使用するカップ

紅茶本来の色と香りを楽しむ為には、カップの内側は白もしくはそれに近い明るめの色で、形は、香りが広がりやすい様に口が広めで浅いかたちのものが良いでしょう。

コレクション性の高い高価で希少なものも多く見受けられますが、価格と使い勝手・飲み易さはイコールではありません。飾り、眺めて楽しむのも良いですが、実際に使用してこそ真価が発揮される、ともいえます。

さて、ティーカップの王道は、なんと云っても陶器製の白いティーカップです。このタイプは、どんな場合でも紅茶を引き立ててくれます。その上、季節や利用シーンを問わずに使えるので、最低でもひとセットは欲しいところです。

また、最近ではガラス製のティーカップでも耐熱性のものが多く、ティーバッグで淹れる場合にも便利です。陶器製のカップに比べると保温性が低い傾向にありますが、紅茶の水色が確認し易く、春~秋と季節を問わず使えます。

蓋つきマグカップには、マグカップを使って紅茶を淹れられる様に茶こしがセットされているものが多くあります。蓋をして好きな場所へ移動して、充分に蒸らしを終えた茶葉は蓋に出しておくことができるのです。当然、蓋をすれば保温力も高く、埃などの混入も防げて重宝します。

紅茶の味は、使用する器によって変わるともいわれます。自分好みのティーカップやマグで飲むことで、紅茶がより一層美味しく感じられます。是非、素敵なカップを見つけて紅茶を楽しみましょう。

 

紅茶の美味しい淹れ方

1.先ず最初に、湯を注ぐなどして使用するポットとカップを温めておきましょう。当然、温めに使用した湯は一旦キリます。

温める理由は、熱湯を茶葉の入ったポットに注ぐと直ちに5~6度は温度が下がり、紅茶の美味しさが十分に抽出できない恐れがあります。紅茶の抽出には90度以上必要とされるので、寒い季節などはポットを温めることは大変重要なことです。

カップを温める理由は、暖かいミルクティーを飲みたい場合にも大切とされています。冷たいミルクをカップに入れて、熱い紅茶を注ぐと温(ぬる)くなります。そこでカップを事前に温めておき、さらに熱い紅茶をたっぷり注ぐことで、ほくほくの暖かいミルクティーが飲めるというわけです。

ちなみに、カップに先に入れるのは牛乳が良いのか、紅茶が良いかの論争については別稿で扱います。

2.温めたポットに、ティースプーン1杯(2.5~3g)の茶葉を1杯分(150~160ml)として、必要分の茶葉を入れます。細かい茶葉より大きい茶葉の場合は少し大めに投入しましょう。また、茶葉分量の目安は茶葉缶や袋の裏側等に記載されています。

3.茶葉を入れた丸いポットに、必要分の湯をなるべく高い位置より注ぎ入れます。この時、湯は勢いよく注ぐのがコツです。また、湯を入れ終わったら、直ちに蓋をして蒸らしを始めてください。

4.ポッドの蓋をして、使用茶葉に合った時間蒸らします。蒸らす時間は、細かい茶葉の場合は2分半~3分、大きい茶葉だと3~5分が目安といわれていますが、茶葉毎の蒸らし時間は茶葉缶や袋の裏側に記載されているので参考としてください。一般的には、ミルクティーの場合は長めの蒸らし時間となります。

またこの時、ポッドの温度を下げないことがポイントです。寒い時期などは保温用のティーコジーやポットマットを使うと保温性が高まります。尚、お好みにより、シナモンやミント等を使う時には、一緒に入れて蒸らします。

5.蒸らしが終わった時点でポットの中をスプーンなどで軽くひと混ぜるすると良い、といいます。

6.茶漉しを通して茶ガラを漉しながらカップに注ぎます。濃さが均一になるように回しながら注ぎましょう。”ベスト・ドロップ”と呼ばれる最後の一滴まで注いでください。

 

同じ茶葉を使っても、蒸らし時間がわずかでも違うだけで、その紅茶の印象はかなり変わってきます。

紅茶の渋みは、概ね茶葉の分量×蒸らし時間で分かれます。どちらも多い(長い)ほど渋くなります。また、渋さは似ていても香りと味が異なる場合もあります。同じ茶葉でも甘みと香りが多く抽出されたり、逆にあっさりとして甘いデザートに良く合うもの、食後の口直しなどにもマッチするタイプも創れると思います

好みやTPOに応じて淹れ分けを試すと、紅茶の楽しみが更に広がることでしょう。

 

↓『How to make the perfect cup of tea with Fortnum & Mason』より

提供:FortnumAndMasonTV

 

淹れ方四つの方法

紅茶の淹れ方には大きく分けて、淹茶式、煮出し式、煮込み式、濾過式の四つが知られています。

【淹茶式(えんちゃしき)】

ポットなどの容器に茶葉を入れ、熱湯を注いで蒸らし、茶葉を濾別して抽出する方法です。一般的かつ本格的な方法です。また、ティーバッグを用いる場合もこの方法のひとつです。

 

【煮出し式】

鍋や釜で湯を沸かし、茶葉を入れてそのまま煮出した後、茶葉を濾別する方法です。煮出す時間は通常は30秒程度で、煮出している最中は蓋をします。鍋一つでもできる、比較的簡単な方法ですが、一度に多量に抽出できる上、味や風味に変化を与え易い方法です。

 

【煮込み式】

煮出し式に似ていますが、水の代わりにミルクを用いて抽出に長い時間をかけるものです。代表例が、インドのチャイなどです。

 

【濾過式(ろかしき)】

茶漉しなどに茶葉を入れ、上から熱湯を注ぐ方法です。揉んだり絞ったりすれば非常に濃い紅茶が出来ます。

 

 

 

 
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