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【超入門】 エレキギター(1) ピックアップって何だ? 〈2057JKI00〉

ギター165ffa8223afbd771c77c3777ffe276f1-114x300エレキギターについて数回にわたり記事を書くことにした。

【超入門】シリーズらしく初歩の初歩、誰にでも参考となる入門編的なお話をする。

では、初回は「ピックアップ」のおさらいから始めよう。

楽器本体や主に弦の振動を電気信号として検出する、永久磁石の周りに電線を巻きつけた器具がピックアップだ。もう少し難しい表現をすると、弦が振動することでの電磁誘導による誘導電流を検出して電気信号に変換してout putするギターが「エレキ」という訳だが、そのための検出器具がピックアップということになる。

 

「ピックアップ」による電流発生のイメージ

まさしく発電機だ。

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(「ウィキペディア 電流発生のアニメーション」より)

 

代表的なピックアップ

さて代表的な超有名ピックアップが下のフェンダーギブソンのモデルだネ。

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↑左はフェンダータイプのシングルコイル型、右はギブソンタイプのダブルコイル(ハムバッカー)型

フェンダーは主としてシングルコイル型、ギブソンはダブルコイル(ハムバッカー)型で有名だ。ちなみにギブソンにはP-90というシングルの名器もあるけどネ。フェンダーやギブソン以外のメーカー(グレッチ、ギルド、エピフォン、リッケンバッカーetc.)のエレキにマウントされた色々なピックアップが世には氾濫しているが、大概はシングルコイル型かダブルコイル型だ。変り種としては、トム・ホームズのトリプルコイルなんてのもあるが・・・。他にギター用ピックアップのリプレイスメントメーカーとしては、セイモア・ダンカン(代表作「SH-4 JB」)、ディマジオ(「スーパーディストーション」)やビル・ローレンス(「L-250」「L-500」)などの製品があるが、基本構造はシングルコイル型かダブルコイル(ハムバッカー)型である。

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↑シングルコイル型の代表 フェンダー 「ストラトキャスター」

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↑ダブルコイル(ハムバッカー)型の代表 ギブソン 「レスポール」

 

しくみとノイズ・リダクション/キャンセルについて

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(「ウィキペディア ピックアップの構造図」より)

本来の演奏とは異なる、色々な電源から漏れ出ている空間中の微弱な電磁波をピックアップが拾ってしまうことでハムノイズ(雑音)が発生するが、シングルコイル型のピックアップは、そのシンプルな構造の通り弦の振動をストレートに捉え素直で綺麗な音となるが出力も低くノイズも拾い易い。しかし、ダブルコイル(ハムバッカー)型は位相の異なる隣接した二つのコイルを組み合わせて使用することで、このハムノイズ(雑音)を防止・低減もしくはキャンセルすることを目的として作られた。コイルがダブルで逆相配置のため、出力信号は倍増しノイズは打ち消し合って低減する。

ちなみにギブソンのハムバッカーの代名詞は「P.A.F.(パフ)」と言うが、これはPATENT APPLIED FORのシールがピックアップ本体に貼付されていたことに由来し、本来は「特許出願中」の意味であった(ここは笑うところかもネ)。

余談だが、下請パーツメーカーの着色剤不足のために、「P.A.F.」のボビンの色が黒と黒、白と白、その混合(黒と白か白と黒)が存在し「レギュラー」「ダブルホワイト」「ゼブラ」と呼ばれている。また、フェンダーには「ノイズレス」という、見掛けはシングルコイル型だが巻き方向を逆向きにしたシングルコイルを垂直に2段積んだピックアップもある。

 

音色・音創りと配置や制御について

シングルコイル型は、(何と言ったら良いか)シンプル且つ明朗で、シャキッとした切れの良い音で透明感がある。但し、そのままの音で音楽を創ることは稀であるから、必ずしも上記のサウンドとはならない。

ダブルコイル(ハムバッカー)型は、野太く温かい音色で甘く厚味のある感じ。出力が大きいので歪み易く、アンプを通してオーバードライブやディストーション系の音作りに向いている。また中低域の周波数帯域の出力が強調されていると言えよう。

ピックアップはエレキに複数装着されているのが普通だ。もちろん1個しかマウントされていないエレキもあるが、同種を2個もしくは3個というパターンが最も主流だ。中にはシングルとダブルの混載のものもある。

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↑シングルを「フロント」と「ミドル」に、ダブルを「リア」に装着したSSHと言われる配置

3個の場合だと、ネックに近い方から「フロント」「ミドル」「リア」などと呼ばれ、各々どのピックアップから音を拾うかの選択が出来るようになっている。また「フロント」+「ミドル」、「ミドル」+「リア」などの組み合わせも可能で、其々の出力にトーンやボリュームのコントロールがついているものが大多数だ。ここまででも多種多様な音創りが出来るが、エフェクターを通しギターアンプ(場合によっては更にPAでアレンジ)を経ることで最終的なサウンドは千変万化となる。この様にピックアップの構造やタイプ、装着の部位や使用の組み合わせは、音質や音色、音量などに大変大きな変化をもたらすので、好みの音を求めて各器具やパーツを交換したり改造するギタリストは多い。

-終-

 

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