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【科学ニュース】 危機一髪『太陽風2012』、しかし人類滅亡の危険は去らない。巨大太陽風の襲来、今後10年以内に12%!! 〈387JKI11〉

太陽風3ダウンロード一歩間違えば、大変な災厄となっていた可能性があった2012年の太陽風のニアミス。知らぬこととはいえ、今更ながら、びっくりです!!

こんなSF映画みたいなことが、実際にあり得ると思うだけで、恐ろしくて思考が停止してしまいますネ・・・。

 

7月25日にAFPが伝えたところによると、米航空宇宙局(NASA)は23日に、2012年7月に地球をかすめて通過した巨大で強力な太陽風は、もし地球を直撃していれば“全世界が被る経済的損失は2兆ドル(約200兆円)にも及び現代文明を18世紀に後退させるほどの威力があるものだった”という報告書を発表したそうです!

太陽風とは、太陽で非常に大規模な太陽フレア(火炎=黒点付近が爆発的に明るさを増す現象)が発生した際に放出される高速度の荷電微粒子流のことで、主に陽子と電子から成ります。

太陽風に含まれている電磁波、粒子線、粒子などが、地球上の各種通信機器やコンピューター関連機器などや地球周辺の人工衛星などに大きな被害をもたらすことが知られており、仮に地球を直撃した場合には、各種のITCシステム、電力線や通信網、位置測位システム(GPS)などの広範囲な稼働停止が予想されています。

 

NASAは報告書の題名を『ニアミス:2012年7月の巨大太陽風』とし、もし放出が実際より1週間早くて地球を直撃でもしていたら、まさに人類は、歴史を遡り暗黒時代に陥りかねない危機一髪の状況に遭遇していた、と指摘しています。

この報告書によると、2012年7月23日に発生し、地球の公転軌道上を秒速約3,000キロ(通常の太陽風の4倍の速さ)で通り抜けた太陽風は、過去150年間で最強のものであったといいます。

ところが地球を直撃する代わりに、この太陽風はこのような事象を測定するためには理想的な装置を搭載したNASAの太陽観測衛星「ステレオA(STEREO-A)」を直撃しました。

その結果、「ステレオA」が収集したデータを科学者らが分析したところ、この太陽風は既知の中で最大規模だった1859年の『キャリントン・イベント(Carrington Event)』と同等のものだったことが分かりました。

 

この太陽風が通り過ぎた軌道上の位置は、地球が1週間前に通過した地点であり、NASAの研究員で米国コロラド大学(University of Colorado)の大気宇宙物理学研究所(Laboratory for Atmospheric and Space Physics、LASP)のダニエル・ベーカー(Daniel Baker)教授は、「何が起きているかを理解している人はほとんどいなかったが、私たちはとてつもない幸運で難を逃れた。太陽風の直撃を受けていれば、今でも後始末に追われ、復旧には何年もかかったであろう」と話しています。また「2012年の太陽風があの瞬間(最も危険な瞬間より1週間後)に起きたことは、地球と地球上の生物にとってとてつもなく幸運だったと、最近の研究結果を受けてますます確信するようになった」と教授は述べました。

直撃されていれば、電力線と通信網は地球規模で壊滅的なダメージを受け、携帯電話(スマートフォン)、パソコンなどの電子機器類も大規模に破壊されていたとみられます。更に人体にもマグネタイトという微量な磁石があるため、人間の感情や行動パターンにも悪影響を及ぼすという説さえあります。

過去に発生した太陽風で最大規模だったのは、前述の『キャリントン・イベント』と命名された1859年の太陽風で、その際には激しい磁気嵐が多発し各地の発電所で火災が発生したといいます。更に普及し始めたばかりだった電信機器も回線の多くがショートし、使いものにならなくなったといいます。

NASAは2年前の太陽風の規模は『キャリントン・イベント』と同等以上としています。また1989年に起きた太陽風は、2年前のものの約半分のスケールでしたが、カナダのケベック州一帯を停電させる程には強力でした。

 

さて、心配なのは今後の太陽風の来襲に関してですが、太陽風に関する研究結果を米科学誌『スペース・ウェザー(Space Weather)』に今年2月に発表した宇宙物理学者のピート・ライリー(Pete Riley)氏は、今後10年以内に『キャリントン・イベント』と同規模の強力な太陽風が地球を直撃する確率は12%と分析しています。

「過去50年の太陽風の記録を分析した結果、導いたのが12%という数字だ。当初は確率がとても高いことに自分でもかなり驚いたが、正確で誇張のない数字だと言える」とライリー氏は述べています。

 

米国科学アカデミー(National Academy of Sciences)は、1859年と同規模の太陽風が起きた場合に現代社会が受ける経済的損失は2兆ドル(約200兆円)と推計します。また、そこからの復興には何年もかかる可能性があるとしています。

また、太陽風の直撃により広範囲の大停電が引き起こされる場合があり、社会インフラの中でも鉄道や水道などの電力に依存するものの機能を停止させる恐れがあります。

ロシアの連邦原子力機関( FAAE )によると、太陽風が吹き荒れれば、大停電を巻き起こし原発等の制御システムが狂い、最悪の場合『自然核爆発』を起こす可能性がある、といいます。

大停電が長時間にわたり継続すれば原発の冷却システムが停止し、格納容器の温度が上昇してメルトダウンや更に圧力が高まれば爆発が引き起こされるという最悪のシナリオは福島第一原発で体験したことですが、太陽風の直撃を地球が受けた場合、世界中の原発がこのような危機に瀕することになるのです。

 

(本当に解析には2年を要したのだろうと思いますが・・・)今までこのことが発表されなかったのは何故でしょうか? 人類に大きなパニックを呼び起こさない為ですかネ。何んだか、そんなSFパニック映画があったような気がします。

今後10年以内に、この様な強力な太陽風が地球を直撃する確率が12%もあるとすれば、これは相当に恐ろしい事であると思うのですが、皆さん、如何でしょうか? 国(いや国連とか)をあげて対応策を検討しなくても良いのでしょうかネ・・・。

-終-

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One thought on “【科学ニュース】 危機一髪『太陽風2012』、しかし人類滅亡の危険は去らない。巨大太陽風の襲来、今後10年以内に12%!! 〈387JKI11〉”

  1. ロンちゃん says:

    この話、今日、テレビで見ました。こんなことが起きたら大変ですね・・・。

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