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「脳波からのテキスト再現」に成功しました!! 〈750JKI55〉

遂に「脳波からのテキスト再現」に成功したと、先月(6月)23日の WIRED.jpが伝えています。

その内容は、インフォマティクスや神経医学などの医学関連研究者らによって、人が音読する時の脳波を解析して、元のテキスト(文章)を再現することに成功したというものです。

 WIRED.jpの記事によると、この研究実験は、ドイツのKIT研究所と米国ニューヨーク州のオールバニ・メディカルセンターとが協同で実施したもので、皮質脳波記録(以下、ECOG)の技術を駆使して、複数の被験者のてんかん患者の前頭葉と側頭葉をモニターし、発言に関しての脳波を計測し特定することが出来ました。

まず最初に、被験者がサンプル文を音読する際にECOGにより記録された幾つかの信号から、学習アルゴリズムを持ったコンピュータープログラムが最適化されたシーケンスを選び出します。その後、これらのデータを音声テキスト化ツールを使って元のテキストに復元するのだそうです。また、この実験には針形の物理的な器具によって脳内のニューロンから直接信号を記録する方法も試みられているようです。

尚、今回の実験での再現率は3/4程度で、まだまだ目標には遠い状況の様ですが、将来的には充分、実用可能な範囲にあると思われます。こうした技術に関する研究が更に進めば、自らの発声で話すことが出来ない人々が、コンピューターシステムを利用して他人との会話が可能となるかも知れません。

そしてこの実験の成果は、言葉の不自由な人々にコミュニケーションの手段を与えるだけではなく、近未来において人間がコンピューターと直接ネットワークで繋がる、まさしく電脳空間の実現可能性を予感させるものです!!

 

しかし反面、この様な医療技術がテクノロジー犯罪に利用されたらと考えると、極めて恐ろしいことが予想されます。他人の思考盗聴という脳内情報の窃盗が可能となるのです。

民間の研究でこの程度の段階だとすると、大国の政府機関などの技術がより先行している可能性は高いと見るべきでしょう。自らの意志に反して己の思考を読み取られる可能性が出てくることに関して、皆さんはどう考えますか?

犯罪者や敵対者から供述を得る際などに嘘発見器や自白剤などを使用するよりも、よっぽど人道的だとの考えもあるでしょうが、無理やり思考を盗聴される時点で人権などは吹っ飛んでいますよね。たしかに拷問のような残虐な行為の意味が無くなるの良いとしても、もしかすると、更に技術が進歩することで、逆に架空の記憶を刷り込まれることなども起き得るのでしょうか?

そんなのはSFの話、なんて油断は出来ないと思います。既にあなたのヘッドフォンや携帯電話に脳波モニター、つまり電脳盗聴器が仕込まれているかも知れませんヨ・・・。

-終-

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