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李氏朝鮮(李朝)の身分・階級制度 〈2408JKI27〉

王族(男性)の品階

原則として、王や王の息子たちは品階を持たない無階(無品とも、以下無階に統一)であり、彼らは品階制度の枠外の存在として正一品よりも高い位となります。

世子(セジャ:세자)とは、王世子(ワンセジャ)の略称で所謂、皇太子。次期王位を継ぐ者のことです。

世孫(セソン:세손は、王世孫(ワンセソン)の略称。世子の後を継ぎ、次々期王位を継ぐ者。

世弟(セジェ:세제)は、王の弟であり、王に後継ぎがいない場合は王位を継ぐ者となります。

大君(テグン:대군とは、王と王妃の間に生まれた王子に与えられる称号。大君の前に漢字2文字を付けることが可能です。

君(クン/グン:군)とは、通常は王子等に与えられた称号で、王と側室との間に生まれた息子や大君の息子等の王族に与えられました。但し、大功のあった王家の縁戚者や臣下でも特別な功労者に賜ることもあった称号です。

また、王族に連なる男性たち(王家の縁戚)にも爵位とそれに対応した品階(正一品から従九品まで)が与えられました。正三品堂上の明善大夫とか、正五品の通直郞(上席)や通善郎(次席)など数多くの爵位があります。

 

女性の品階

李朝における女性の品階に関して説明する前に、品階のない女性たちを先に紹介しましょう。こうした王妃や大妃などは無階ですが、当然、彼女らも正一品より高い地位にあります。

中殿(チュンジョン:중전)・・・・・・・・・王の正妻、王妃(ワンビ:왕비)のこと。中宮殿(チュングンジョン)の略称。ドラマなどでは、例えば“中殿媽媽(チュンジョンママ”)などと“媽媽”という敬称付きで呼ばれている事が多い様です。

王后(ワンフ)・・・・・・・・・正妃の称号で、追贈される場合に使われます。

大妃(テビ:대비)・・・・・・・・・先代の王の正妻のことで、王の母親となります。

王大妃(ワンテビ:왕대비)・・・・・・・・・複数の大妃が存命の場合は、先に王妃であった者を上位の王大妃としました。

大王大妃(テワンデビ:대왕대비)・・・・・・・・・先々代の王の正妻のことで、王様の祖母となります。

世子嬪(セジャビン:세자빈)・・・・・・・・・王世子の正妻のことで、次期王妃のことです。別称は嬪宮(ピングン)。この場合も嬪の前に漢字一字を付ける事が許されていました。

以下は品階を持ち、外命婦に属する女性たちの爵位です。

公主(コンジュ:공주)・・・・・・・・・王の正妻(中殿/王妃)が生んだ娘=姫のこと。無階ですが、正一品より高い位で外命婦に属します。

翁主(オンジュ:옹주)・・・・・・・・・側室が生んだ王の娘=姫のこと。無階ですが正一品より高い位ですが公主よりは下位となり、外命婦に属します。

群主(クンジュ)・・・・・・・・・世子とその正妻との間に生まれた娘のことで、無階ではなく正二品の位で外命婦に属します。

県主(ヒョンジュ)・・・・・・・・・世子と側室との間に生まれた娘で、無階ではなく従二品の位で外命婦に属します。

ちなみに、公主、翁主、群主、県主は其々爵号の前に漢字二文字の称号を付ける事が出来ます。

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