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【ウイッチーズ・ファンに贈る】 真実のエース・パイロットとその戦歴 カールスラント&ドイツ空軍編 -1 〈3JKI07〉

2. エーリカ・ハルトマン(Erica Hartmann)中尉

声優は野川さくらが担当し、劇中での生年月日は1928年4月19日で物語開始時点での年齢は16歳。身長は154cm、血液型はAB型だ。原隊はカールスラント空軍第52戦闘航空団第2飛行隊であり、階級は中尉。固有魔法は「シュトゥルム」(疾風)で、これは攻撃系魔法に分類され大気を操作することによって自分の周りに暴風を発生させたり変則的な機動を繰り出すことが可能となるもので、使い魔は「ダックスフント」だ。使用する飛行脚は、第1期が Bf109G-6、第2期が Bf109K-4である。使用武器はMG42、MP40。尚、イメージモデルはエーリヒ・ハルトマン(Hptm. Erich Hartmann)少佐である。

カールスラント南部のヴァイザッハ出身の設定で、父親は医師で母親がウィッチだった。また双子の妹(ウルスラ・ハルトマン曹長、後に中尉)がいる。

通称は“黒い悪魔”または“カラヤ・アイン(カラヤ中隊のトップ)”で、愛称は“フラウ(大人の女性)”だが、通称の“カラヤ・アイン”はイメージモデルはエーリヒ・ハルトマン(後述)の愛機の名称(無線での呼び出し符号)。また愛称に関しては原隊に着任当時、最年少の少尉であったことに対する軽いからかいの意味と、周囲から「早く大きくなれよ」という親愛の情が込められていたとの設定。エーリカは、アニメ第2期開始の時点で優に300機を超える撃墜数に達しており、ハイデマリーやマルセイユ、ルーデルと並ぶ“カールスラント四強”のひとりでウルトラ級のエース・パイロットで、幼い外見に似合わずその戦闘能力は群を抜いており、超人的な空戦センスを有するウイッチである。だがその本来の姿は、誰とでも仲良くなれる朗らかな性格の持ち主だが、マイペースな一面もありいたずらっ子でもある。そしてうるさい規律が大嫌いで生活習慣に関しては大変なずぼらでだらけていて、自室はとんでもないゴミ屋敷と化している。また権威や階級を振りかざした理不尽な命令には従わない事も多く、度々軍紀違反で査問を受けており懲罰対象の常習者でもある。そしてこの為、その高い戦果の割に昇進が遅れているが本人は階級や昇進に対する執着がなく、まったく気にしていない。しかし戦友想いの気持ちは強く、特にゲルトルート・バルクホルンとの絆は固く格別である。

→ エーリカ・ハルトマンの画像

現実のハルトマン大尉は、かの有名なドイツ空軍が誇る撃墜王である。1944年8月25日に前人未踏の300機撃墜を達成したスーパー・エース。総出撃回数1,405回、撃墜数352機のスコアを誇り、空中戦での撃墜機数は戦史上最多である。

1940年10月、18歳で空軍に入隊。1942年10月に東部戦線の第52戦闘航空団(JG52)へ配属され、当初のハルトマン少尉は第3飛行隊第7中隊のベテラン・パイロット、エドムント・ロスマン曹長(後述)の2番機(僚機)となる。1942年11月5日に初撃墜を記録して以来、過酷な戦場で実戦経験を積み重ね、1943年8月3日には撃墜数が50に達した。そして9月2日にJG52の第9中隊長となり中尉に昇進した。9月20日に100機撃墜を達成、10月29日にスコアを148機に伸ばして騎士鉄十字章を授与された。

翌1944年3月2日には202機撃墜の功により柏葉付騎士鉄十字章を受章。7月24日になると239機撃墜により柏葉・剣付騎士鉄十字章を授与される。更に8月24日、撃墜数が301機になると翌25日付で柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章を受章した。1945年2月にJG52の第I飛行隊長となり4月17日には撃墜数が350に到達。5月8日に通算撃墜数が352機となった。最終階級は少佐である。

彼は1,405回もの出撃で一度も僚友を失わず(これが本人の最大の自慢とされている)、自身も16回も撃墜されているが一度たりとも負傷しなかった。また現実のハルトマンに関しても、傲慢な権威に屈しない信念の持ち主であり、悪戯好きで茶目っ気たっぷりな一面があったと記録されている。

戦後、ソ連での抑留から釈放され後は、再結成されたドイツ連邦空軍に入隊してジェット戦闘機のパイロットとなる。戦闘航空団司令などを経て退役、最後は名誉昇進で少将となった。1993年9月20日に心臓病で死去、享年71歳。

→ エーリヒ・ハルトマンの画像

 

3. ゲルトルート・バルクホルン(Gertrud Barkhorn)大尉

アニメ声優は園崎未恵が担当。生年月日は1926年3月20日で、物語開始時点での年齢は18歳。身長は162cm、血液型はA型。原隊はカールスラント空軍第52戦闘航空団第2飛行隊の司令で階級は大尉だ。固有魔法は筋力強化で念動系魔法の一種、他のウィッチに比べ桁違いに強化される上に持続力が高い。使い魔は「ジャーマンポインター」。使用する飛行脚は、第1期が Fw190D-6プロトタイプで第2期が Fw190D-9Ta152、第2期第4話では Me262v1を使う。使用武器はMG42、MG131、MG151/20、第2期4話ではMK108とBK-5、更に劇場版ではパンツァーファウストを使用している。尚、イメージモデルはゲルハルト・バルクホルン(Maj. Gerhard Barkhorn)少佐である。

カールスラント北部のカイザーベルク出身という設定で、カールスラント撤退戦において妹のクリスティアーネ(クリス)・バルクホルンを戦闘に巻き込んで、その結果としてクリスは意識不明の重体になってしまった。この件は物語序盤においてゲルトルートの持つ大きなトラウマとして描かれるが、後にクリスは奇跡的に回復し、無事、姉妹は再会を果たす。こうした経緯から実妹クリスを大変可愛がっているシスコンとして描かれており、『ウイッチーズ』ファンからは“お姉ちゃん”と呼ばれて親しまれている。

ゲルトルートの通称はヴァイス・フュンフ(白の5番)で愛称はトゥルーデといい、ミーナ・ヴィルケ隊長の副官的な存在である。カールスラントで3番目に250機撃墜を達成したスーパーエースだが、その性格は現実主義者であり、また自他共に厳格であろうとする。その固有魔法による怪力は凄まじくスタミナにも優れており、威力の高い武装を複数保持して大戦果を上げている。常に模範的なカールスラント軍人として冷静で理知的に行動しようと思っているが、本来は熱し易い性格であり、一線を越えると途端に暴走してしまう場合がある。エーリカとは仲が良く行動を共にすることが多いが、彼女のズボラな性格には悩まされていて何かと注意をするが、結局はフォローや後始末をすることが多い。また妹を意識不明に追い込んだ過去の自らの行動を悔やんでいたが、宮藤芳佳(アニメ第1シリーズ・劇場版の主人公、本稿の続編にて紹介予定)との逸話や戦友たちの励ましを受けて前向きに戦う本来の自分へと回帰した。

→ ゲルトルート・バルクホルンの画像

現実のバルクホルン少佐は、1919年3月20日に東プロイセンのケーニヒスベルクで生まれ、1937年11月にドイツ空軍に入隊した。第52戦闘航空団第2飛行隊第6中隊(Ⅱ./6./JG52)に所属してバトル・オブ・ブリテンに参加。その後、所属のJG52が東部戦線へと転戦、1941年11月11日、撃墜スコアが10機に達し中尉に昇進した。1942年5月21日には、第52戦闘航空団第4中隊(4./JG52)の中隊長となる。8月23日、64機撃墜の功により騎士鉄十字章を授与された。

1943年1月11日になると105機撃墜の功績により柏葉付騎士鉄十字章を授与された。既に8月に150機撃墜を達成していた彼は、9月1日に大尉に昇進し、第52戦闘航空団第2飛行隊(II./JG52)の飛行隊長に任命された。そして1944年2月13日、バルクホルンは全軍で3人目の250機撃墜を達成し、3月2日、柏葉・剣付騎士鉄十字章を授与された。5月1日、少佐に昇進した。

1945年1月16日、バルクホルンは第6戦闘航空団(JG6)の司令に任命されたが病気となり離隊、退院後にMe262を装備したアドルフ・ガーランド率いる第44戦闘団(JV44)に入隊する。同年4月21日に1,104回目の出撃を実行するが、これが最後の出撃となり、その後、終戦を迎えた。総出撃回数1,104回、撃墜数は301機である。また彼は9回撃墜され、3回負傷している。

戦後、1956年に西ドイツ空軍に入隊し1976年に少将で退役した。1983年1月11日に交通事故で入院中に死亡、享年は63歳であった。

→ ゲルハルト・バルクホルンの画像

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