Browse By

【ウイッチーズ・ファンに贈る】 真実のエース・パイロットとその戦歴 カールスラント&ドイツ空軍編 -1 〈3JKI07〉

6. ヴァルトルート・クルピンスキー(Warutrud Krupinski)中尉

声優は石田嘉代が担当。劇中の生年月日は1926年11月11日で1944年末時点での年齢は18歳、身長は175cmと大柄である。原隊はカールスラント空軍の第52戦闘航空団第6中隊で、階級は中尉(カールスラント空軍在籍時点では大尉)。固有魔法はマジックブーストだが、魔法力を一気に放出する事で瞬間的に超加速を得ることが可能となる能力だが、乗機ユニットへの負担が大きいのでほとんど行使しない。使用機材はBf109G-2及びBf109G-6で、使用武器はMG42(ワールドウィッチーズ)、MP43(ブレイブウィッチーズ)、使い魔は「ワイマラナー」だ。イメージモデルはヴァルター・クルピンスキー大尉

通称は“ユニット壊し”とか、その長身と優雅な身のこなしからプンスキー伯爵(グレーフィン・プンスキー)と呼ばれている。エーリカ・ハルトマンゲルトルート・バルクホルンとはJG52時代からの戦友であり、エーリカの長機を務めた時に彼女に空戦技のイロハを教えたのはこのヴァルトルートとされているが、エーリカが配属当初は真面目だった性格から現在のだらしない性格に変貌したのはこの人の影響が大きいとされている。

また物語の中では酒好きで女好きの享楽主義者で大の楽天家!?として描かれているが、その実は戦友・後輩想いの優しさも兼ね備えている。しかし戦闘スタイルは猪突猛進型であり、勇猛果敢で豪快な戦闘によって乗機のユニットを破損することも数多く、同僚のニッカ・エドワーディン・カタヤイネン曹長(502JFW隊員)や菅野直枝中尉(502JFW隊員、本記事の続編で記述予定)と共にユニットを多く壊すことから、周囲からこの3人組は「ブレイク ウィッチーズ」と呼ばれて揶揄されている様である。だが、この機体壊しは現実のヴァルター・クルピンスキー大尉の逸話そのものである。

→ ヴァルトルート・クルピンスキーの画像

現実のヴァルター・クルピンスキー(Walter Krupinski)大尉は、1920年11月11日生まれ。1939年に士官候補生としてドイツ空軍に入隊し、1940年11月には第52戦闘航空団第6中隊(6./JG52)に配属された。1943年3月になり中隊長に昇進して第7中隊の指揮を執るが、エーリヒ・ハルトマンはこの時点ではクルピンスキーの僚機だった。その後、1944年4月にはクルピンスキーは174機撃墜を達成し、柏葉付き騎士鉄十字章を受賞した。1944年5月に大尉に昇進し、第11戦闘航空団第2飛行隊(Ⅱ./JG11)の指揮官となる。1944年6月、連合軍のフランス上陸を迎撃する為にクルピンスキーの部隊はノルマンディーへ急行し低高度地上支援任務に就くが、同年9月、第26戦闘航空団第3飛行隊(Ⅲ./JG26)の指揮官に異動し、1945年4月にはジェット戦闘機Me262とエースパイロット達ちで編成されたアドルフ・ガーランドの第44戦闘航空団(JV44)に転属した。

1945年5月5日、クルピンスキーは米軍の捕虜となったが、彼は第2次世界大戦間に197機の敵機を撃墜(東部戦線で177機、西部戦線で20機、出撃数約1,100回)、4回の緊急脱出を経験し5回の負傷を負って終戦を迎えた。戦後は西ドイツ空軍に勤務し中将で退役、2000年10月7日に亡くなった

→ ヴァルター・クルピンスキーの画像

 

7. エディータ・ロスマン(Edytha Roßmann)曹長

アニメでの声優は五十嵐裕美が担当。劇中での生年月日は1925年1月11日で、1944年末の年齢は19歳である。身長は150cm、原隊はカールスラント空軍第52戦闘航空団第4中隊で、階級は曹長だ。使用機はf109E-4、Bf109G-2、Bf109K-4と変遷している。使用の武器はMG42、使い魔は「キツネ」となっている。イメージモデルはエドムント・ロスマン少尉

カールスラント中央部、オストマルク国境に近いゲーラ出身という設定。

彼女の通称は“パウラ(ちびっ子)”。ベテランの搭乗員だが、カールスラント空軍エースの中ではそれほど多くの撃墜数保持者ではない。だが、そのクレバーで理性的な空戦技術は大いに評価されている。幼い頃に大病を患った結果、華奢で小柄な体躯の持ち主。その為か、激しいドッグファイトを避けて、入念な観察と一撃離脱による堅実な戦法を常に実践している。柔和な人柄と指導上手な点から多くの新人を教育、後にウルトラエースとなるエーリカ・ハルトマンなども含めて数多のエースウィッチを育てたが、この点は現実のエドムント・ロスマンに同じ。また戦場では真面目な先任曹長だが、普段は意外に陽気な享楽家で、食道楽でもあり毎日を楽しく生活する為の努力を惜しまない人物である。

 エディータ・ロスマンの画像

現実のエドムント・ロスマン(Edmund “Paule” Roßmann)は、1918年1月11日にドイツのテューリンゲン地方にあったロイス=ゲーラ侯国で生まれた。第2次世界大戦勃発後の1940年3月1日に第52戦闘航空団(JG52)へ配属され、西方(フランス)侵攻戦やバトル・オブ・ブリテンに参加した。1943年7月9日、彼はソ連国境付近で不時着した戦友の救助の為に着陸したが、ソ連軍による銃撃を受けて負傷して捕虜となり、釈放されたのは大戦終結後の1949年10月であった。

総出撃回数は640回で、トータル撃墜数93機を誇るエース・パイロットであるが、指導者として優秀と評価されて教官を務めたこともあり、エーリヒ・ハルトマンが最初に編隊を組んだ時の編隊長(長機のパイロット)でもある。実際の彼も、明晰な頭脳を活かして冷静に空戦を遂行するタイプの搭乗員で、戦傷で不自由な腕の為もあって格闘戦(ドッグファイト)を好まず、遠距離からの奇襲攻撃戦法を得意としていたと伝わる。また、その愛称はパウル(Paule)で、性格は明朗快活で芸術家気質を有しており、美声の持ち主で歌が得意だったとされる。2005年4月4日に逝去。

→ エドムント・ロスマンの画像

 

-終-〈カールスラント&ドイツ空軍編 -2に続く

 

【注意】該当キャラクターと実在の人物の画像検索のリンク先には、そのキャラクターや本人以外の画像も含まれているので注意のこと。

【参考】現実の軍用機について
『ストライクウィッチーズ』に登場するミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ、エーリカ・ハルトマン、グンドュラ・ラル、ヴァルトルート・クルピンスキー、エディータ・ロスマン等、多数のウィッチが使用するストライカーユニット「メッサーシャルフ Bf109」の実物モデルに関してはこちらから→ メッサーシュミット Bf109

同じくゲルトルート・バルクホルンのストライカーユニットである「フラックウルフ Fw190」の実物モデルに関してはこちらから→ フォッケウルフ Fw190

同じくゲルトルート・バルクホルンのストライカーユニットである「メッサーシャルフ Me262v1」の実物モデルに関してはこちらから→ メッサーシュミット Me262

同じくハイデマリー・W・シュナウファーのストライカーユニットである「メッサーシャルフ Bf110G-4」の実物モデルに関してはこちらから→ メッサーシュミット Bf110

 

 

《スポンサードリンク》

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。