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『鬼平犯科帳』(中村吉右衛門版) テレビ番組シリーズ 劇場版・スペシャルシリーズ キャスティング・リスト 《暫定版》 〈22JKI28〉

以下に『鬼平犯科帳』(中村吉右衛門版) テレビ番組シリーズ 劇場版・スペシャルシリーズ キャスティング・リストを掲載するが、現状は《暫定版》であり、都度、加筆・修正の予定である。また各話のあらすじやその他の諸データは番組公式HPで確認願いたい。

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『鬼平犯科帳』フジテレビ公式HP・・・各話のあらすじはこちらから

各欄コメントには、物語の結末や、所謂(いわゆる)ネタバレ的な内容が含まれているので、視聴前や未読の場合は要注意。

 

劇場版(1995年11月15日公開)

●「鬼平犯科帳 劇場版」(中村吉右衛門主演のテレビ時代劇の映画化作品で松竹創業100周年記念作品)
・秋山源蔵(与力) – 神山繁   ・荒神のお豊 – 岩下志麻   ・白子の菊右衛門 – 藤田まこと
・沖源蔵 – 石橋蓮司    ・狐火の勇五郎 – 世良公則    ・吉五郎 – 本田博太郎
・百蔵 – 平泉成   ・文吉 – 遠藤憲一   ・蛇の平十 – 峰岸徹
・天ぷら屋の主人 – 道場六三郎   ・佐代 – 江口由起   ・清(平蔵の娘) – 久我陽子

※吉右衛門版の第1シリーズ第11話「狐火」のリメイクにあたる。その他に原作の『蛇の目』や『流星』、そして『迷路』などの内容が再構成されて組み込まれていて、さすがにその盛り沢山のストーリーには賛否両論。また本作の荒神のお豊のモデルは、原作の『艶婦の毒』の中の登場人物であるお豊であろう。そして、映画の最後の方で、平蔵がお豊から斬り付けられた後に囁く場面の都都逸の台詞だが、この劇場版で秘されている形だが、第5シリーズ第12話「艶婦の毒」(1994年7月6日放送)で既に忠吾の口から明らかになっている(「親もいらねば、主ももいらぬ・・・」)。「主(あるじ)もいらぬ、親もいらぬ…」と冒頭が逆のバージョンもあるが、この台詞も原作にはない映画・テレビドラマのオリジナルである。

※“料理の鉄人”に出演していた道場六三郎が登場するのは、いささかお茶目な感じである。

※初めは敵対者の側にあったが、平蔵と関わる内にその人柄に魅かれていくという設定の香具師の元締め・白子の菊右衛門を演じた藤田まこと(2010年2月17日没)だが、池波作品と云えば『仕掛人・藤枝梅安』がテレビ・映画の“必殺仕事人”シリーズの翻案元であることは有名。そして同シリーズでの同心・中村主水役は生涯を通じての藤田の当たり役となった。

※上記掲載した俳優以外はテレビ番組のレギュラーメンバーがほぼ揃って出演している。翌年に亡くなる筆頭与力・佐嶋忠介役の高橋悦史(1996年5月19日没)も登場している・・・。

※秋元源蔵役の神山繁が、この原稿の執筆中の2017年1月3日に亡くなった。

 

スペシャルフジテレビ系『金曜プレステージ』→『赤と黒のゲキジョー』→『金曜プレミアム』枠での放送)

鬼平犯科帳スペシャル「山吹屋お勝」(2005年2月8日)(視聴率15.1%) ⇒ あらすじ
・お勝 – 床嶋佳子    ・三沢仙右衛門 – 橋爪功    ・相川彦蔵 – 嶋田久作
・初蔵 – 金田明夫   ・荒川の久松 – 田中要次   ・芳斉 – 曽我廼家文童
・霧の七郎 – 平泉成   ・関宿の利八 – 吉田栄作

※このスペシャルドラマは第1シリーズ第20話のリメイクである。今回は利八の死という結末となるが、原作では利八とお勝は山吹屋で再会するとすぐに出奔してしまい、その後、霧の七郎に捕まるところの描写はない。また第1シリーズ第20話では、お勝には新しい恋人がいるという設定であった。

※原作や第1シリーズ第20話では、関宿の利八は大滝の五郎蔵の配下ではなく夜兎の角右衛門の子分である。

※関宿の利八を演じた吉田栄作の演技については、賛否両論があった。筆者としては、まぁ頑張ったと思っているが・・・。

※今回はお勝を床嶋佳子、三沢仙右衛門を橋爪功が演じているが、物語前半の床嶋に関しては好評であったが、後半では少し空回りしていた様である。

鬼平犯科帳スペシャル「兇賊」(2006年2月17日)(視聴率18.5%) ⇒ あらすじ
・鷺原の九平 – 小林稔侍    ・網切の甚五郎 – 大杉漣    ・お葉 – 中原果南   
・文挟の友吉 – 伊藤洋三郎   ・馬返しの与吉 – 本田博太郎  ・野尻の虎三 – 徳井優
・天野彦八郎 – 神山繁   ・おもん – 若村麻由美

※吉右衛門版の第1シリーズ第9話「兇賊」のリメイク作品。序盤で殺される密偵・馬返しの与吉は、原作でも第1シリーズ第9話にも登場しないキャラクターで、この役の登場は、特に意味が内容に思われる。また原作では五郎蔵が鷺原の九平に声を掛ける場面などもなく、九平が恐れて隠れた場所等も異なる。更に本作では、粂八が役宅に走って平蔵の危機に気づくが、原作や第1シリーズ第9話では九平が役宅に連行されてから白状した形である。

※今回は、鷺原の九平を小林稔侍、網切の甚五郎を大杉漣が演じた。最近では、小林稔侍も大活躍の役者だが、原作のイメージを前提にすると鷺原の九平には似つかわしくないと思うが、如何だろうか・・・。

鬼平犯科帳スペシャル「一本眉」(2007年4月6日)(視聴率15.7%) ⇒ あらすじ
・与吉 – 山田純大    ・おみち – 大路恵美    ・倉淵の佐喜蔵 – 遠藤憲一
・弥太郎 – 山崎銀之丞   ・柳田 – 谷口高史    ・伊助 – 上杉祥三
・茂の市 – 火野正平   ・清洲の甚五郎 – 宇津井健

※このテレビ番組は、第1シリーズ第10話「一本眉」(1989年9月20日放送)、第6シリーズ第5話「墨斗の孫八」(1995年8月16日放送)を組み合わせたものであり、原作も同じく一本眉『一本眉』と『墨斗の孫八』となる。また原作の『一本眉』は、清洲の甚五郎が盗み先を横取りされた元手下の倉淵の佐喜蔵一味を成敗するという話で、平蔵の出番はほとんど無い。だが今回はその甚五郎を、墨斗の孫八のキャラクター(大工上がりの盗賊で錠前切りの達人なれど、生への執着がない)を借りて別人格の盗賊に変えている。

※原作では、煮売り酒屋「治郎八」に木村忠吾と共に、”猫どの”こと村松忠之進(沼田爆)が同道する描写などはない。

※今回は清洲の甚五郎を宇津井健(2014年3月14日没)が演じているが、意外にもシリーズ初出演。尚、第1シリーズ第10話での甚五郎の配役は、これまた名優の芦田伸介(1999年1月9日没)であった。

鬼平犯科帳スペシャル「引き込み女」(2008年10月17日)(視聴率16.4%) ⇒ あらすじ
・お元 – 余貴美子    ・伊兵衛 – 羽場裕一     ・おろく – 佐々木すみ江
・お民 – 松金よね子   ・磯部の万吉 – 井手らっきょ   ・駒止の喜太郎 – 石倉三郎
・井上玄庵 – 市川染五郎

※原作とテレビではお元に死因が異なっており、原作では火盗の捕縛を逃れた磯辺の万吉によって殺されてしまう。また、第1シリーズの第24話「引き込み女」では、高沢順子が演じるお元には希望のあるエンディングとなっていた。

※お元を演じた余貴美子は、1990年代以降、多くの映画やテレビ作品で活躍。演技派でもあり、最近ではなかなか貫禄がある女優さんだ。ちなみに、范文雀は彼女の従姉にあたる。

※井上玄庵を、吉右衛門の甥である市川染五郎(7代目)が演じている。また彼は、2011年9月30日放送のスペシャル『盗賊婚礼』では、主役の傘山の弥太郎役に配された。

鬼平犯科帳スペシャル「雨引の文五郎」(2009年7月17日)(視聴率13.7%) ⇒ あらすじ
・雨引の文五郎 – 國村隼    ・おしげ – 賀来千香子    ・落針の彦蔵 – 菅田俊
・おきぬ – 長谷川真弓   ・小鼠の安兵衛 – 上田耕一   ・犬神の権三郎 – 田中健
・舟形の宗平 – 伊東四朗

※原作での舟形の宗平は、齢70歳を超えて寝込みがちだが、何とかもちこたえている。自身、後1年もつかどうか解からないとしているが、実際には多くの作品に登場して活躍、本所相生町の煙草屋の主として店番をしている。今回は原作通り、落針の彦蔵を逃がすのは舟形の役割。また小さな変更点はあるが、本筋はほぼ原作通りである。

※今回は、雨引の文五郎を國村隼が演じ、舟形の宗平は伊東四朗。國村は筆者好みの佳い俳優であるが、雨引の文五郎の設定には老齢すぎるか・・・。伊東四朗もまた同様で、宗平のイメージと比べてまだまだ充分に元気で、しかもがっしりし過ぎている様に見える。

鬼平犯科帳スペシャル「高萩の捨五郎」(2010年6月18日)(視聴率13.9%) ⇒ あらすじ
・高萩の捨五郎 – 塩見三省   ・八重 – 遠野なぎこ   ・お兼 – 北原佐和子
・籠滝の太次郎 – 若松武史   ・鳥居松の伝吉 – 春田純一   ・竹造 – 火野正平
・妙義の團右衛門 – 津川雅彦

※第2シリーズの第10話「盗賊二筋道」と第3シリーズの第8話「妙義の團右衛門」の合体リメイクで、ここでも馬蕗の利平治の代わりに捨五郎が登場。確かに二人とも相模の彦十の知り合いであり、平蔵に赦されて密偵になったという共通点があるが、既述の通り利平治の方が適役。但し、寺尾の治兵衛に関するストーリーは割愛された上で再構成されている。

※今回は、妙義の團右衛門を津川雅彦が演じた。意外にも、テレビ“鬼平”シリーズ初登場である。また相模の彦十役を演じる兄の長門裕之とも共演となった。

鬼平犯科帳スペシャル「一寸の虫」(2011年4月15日)(視聴率14.3%) ⇒ あらすじ
・仁三郎 – 寺脇康文   ・船影の忠兵衛 – 三國連太郎   ・同心・富田庄五郎 – 原田龍二
・富田幸 – 若村麻由美   ・鹿谷の伴助 – 北見敏之   ・袋井の富造 – 上杉祥三

※第9シリーズの第2話で「一寸の虫」は放映されているが、配役等を変えて再び取り上げられた。原作の『一寸の虫』に加えて『殺しの波紋』のエピソードが合わさっている。但し、与力の富田達五郎は同心の富田庄五郎に変わっており、その強請られている理由や背景(原作では富田幸は達五郎の妻ではなく娘)も大きく変更されている。また、このテレビドラマでは鹿谷の伴助が仁三郎だけでなく富田同心をも脅迫する形となっているが、原作では犬神の竹松による強請りであった。

※御大・三國連太郎( 2013年4月14日没)が船影の忠兵衛を演じているが、流石の貫録で吉右衛門との共演が見物であった。

※仁三郎・・・盗賊として捕縛された際に平蔵に見込まれて密偵となった。原作では、鬼平への恩義、またかつての親分・船影の忠兵衛への義理と鹿谷の伴助からの脅迫の板挟みとなり、鹿谷の伴助を殺害後、自害する。

※船影の忠兵衛・・・仁三郎や鹿谷の伴助の親分で、押し込み先には宝船の模型を必ず置いて立ち去るのが特徴の本格大盗。養女に出した娘の様子を見に来たところを偶然に平蔵に見つかり、その後、仁三郎と伴助の相討ちの後、押し込み先で捕縛されて平蔵に二人との関係を語った。

※鹿谷の伴助・・・もとは仁三郎と同じく船影の忠兵衛の配下であったが、盗賊三カ条に反して放逐された盗人。忠兵衛への報復として忠兵衛の娘が嫁入りしていた商家(本銀町の菓子舗「橘屋」)を襲うことを仁三郎に持ちかけるが押し込みの直後に仁三郎に刺殺された。

※余談だが、筆者の身の回りの口さがない雀たちによると、この回は『相棒』特命係の薫ちゃんvs.陣川くんの対決!? というのだが、何のこっちゃ(笑)。熱烈な原田龍二ファンを除いては、寺脇康文に軍配が上がった様ではあるが・・・。ちなみに筆者は若村麻由美のファンで、薫ちゃんも陣川くんもさして気にならない。

鬼平犯科帳スペシャル「盗賊婚礼」(2011年9月30日)(視聴率12.2%) ⇒ あらすじ
・傘山の弥太郎 – 市川染五郎    ・鳴海の繁蔵 – 布施博    ・お糸 – 黒川智花
・根津の丑松 – 鷲生功   ・お津世 – 白石美帆   ・勘助 – 中村歌六
・長嶋の久五郎 – 松平健

※第4シリーズ第3話「盗賊婚礼」(1992年12月16日放送)のリメイクであるが、原作とは多くの部分で異なっている。このドラマでは久五郎の女房・お津世の存在によって久五郎の過去が明らかとなり、久五郎とお津世を助けたいと願う密偵・伊三次の苦悩と活躍が光るが、原作では久五郎は鳴海の繁蔵を討ち果たした直後に死亡、先代の傘山の弥太郎から受けた恩義の詳細は不明のままであった。お津世は存在自体がなく、従って伊三次が悩むこともない。また原作で料理屋「瓢箪屋」を平蔵が訪れるのは、従兄の三沢仙右衛門に連れられてで、当然ながら“猫どの”こと村松忠之進などは登場しない。逆に原作で平蔵と共に「瓢箪屋」に乗り込む岸井左馬之助は、この番組では出番がない。しかも婚礼の場所が別の処(橋場の船宿「ふじや」)に変わっていた。

※第4シリーズ第3話では、長嶋の久五郎は中村橋之助、2代目傘山の弥太郎(一文字一家)が三ツ木清隆、鳴海の繁蔵役は寺田農、お糸(お梅)が田中由美子である。

※スペシャルならではの豪華キャスト、大物・松平健が長嶋の久五郎を好演、存在感を示している。また鳴海の繁蔵を演じた布施博の悪党ぶりが際立っていた。傘山の弥太郎役の市川染五郎は、スペシャル『引き込み女』(2008年10月17日放送)にも井上玄庵役で出演しているが、2018年1月には10代目の松本幸四郎を襲名することが決まっている。

鬼平犯科帳スペシャル「泥鰌の和助始末」(2013年1月4日)(視聴率11.3%) ⇒ あらすじ
・泥鰌の和助 – 石橋蓮司    ・おみね – 酒井美紀    ・徳次郎 – 福士誠治
・喜兵衛の倅 – 梨本謙次郎   ・不破の惣七 – 寺島進   ・喜兵衛 – 中村敦夫

※第1シリーズ第15話「泥鰌の和助始末」のリメイクだが、今回は『おみね徳次郎』をカップリング。その為に原作とは大幅に設定・構成が変更されていて、和助が恩人の息子である徳次郎を引き取り育てていたとして二人がリンクする形になっている。また和助と平蔵にも過去に因縁を持たせている。

※今回の泥鰌の和助は石橋蓮司が演じたが、第1シリーズ第15話の配役では財津一郎。前回の喜兵衛は森幹太(2000年11月15日没)だが今回は中村敦夫が演じた。

※泥鰌の和助・・・浅草で櫛屋を営む。大工小僧とも呼ばれた、親子二代にわたる大工兼盗賊で、その大工の腕を生かした「盗み細工」を得意とする。息子・磯太郎の仇である紙問屋の「小津屋」に対して、以前仕掛けた「盗み細工」を活かして地蔵の八兵衛一味の残党・金谷の久七らを誘って復讐を果たすが、不和の惣八に裏切られて浪人に殺された。

鬼平犯科帳スペシャル「見張りの糸」(2013年5月31日)(視聴率12.4%) ⇒ あらすじ
・稲荷の金太郎 – 渡辺いっけい   ・狢の豊蔵 – 木下ほうか   ・戸田銀次郎 – 隆大介
・お弓 – 柊瑠美   ・太助 – 本田博太郎   ・堂ヶ原の忠兵衛 – 中村嘉葎雄

※本作は、第7シリーズの第10話「見張りの糸」(1997年6月11日放送)のリメイク作品にあたる。テレビ版が原作とは異なる部分は多いが、原作との違いを挙げれば、物語の冒頭で稲荷の金太郎を見つけるのは相模の彦十であり小房の粂八は出てこない。また大きな違いとしては、太助は戸田銀次郎一味に殺害されてしまい、このドラマの様に活躍することはない。また忠兵衛の孫娘・お弓(柊瑠美)も原作には登場しない。すなわち、第7シリーズの第10話と原作、そして本作とが異なる部分があって相違点は複雑である。

※このテレビ番組では、和泉屋に見張り所を設ける為に訪問するのは与力・小林金弥(中村又五郎)と同心・酒井祐助(勝野洋)だが、原作では与力・佐嶋忠介に同心・沢田、木村と相模の彦十である。

※第7シリーズの第10話では、稲荷の金太郎は片桐竜次が、戸田銀次郎は遠藤征慈が演じている。また和泉屋/堂ヶ原の忠兵衛役は奥村公延であった。

※今回、吉右衛門版の常連、本田博太郎と中村嘉葎雄が好演、二人の演技が光る作品となった。この隠退盗賊の主従の間柄が観ていて微笑ましい上に、本田博太郎演じる太助は凶賊に捕らえられた粂八を救出して大活躍するが、その腕と機転は流石に一流の元盗賊!?だ。この太助の活躍は、後味の良い結末を迎える為に制作者が意図したシナリオなのかも知れない。

※最近では、嫌みな役で人気者の木下ほうかが狢の豊蔵を演じている。

●鬼平犯科帳スペシャル「密告」(2015年1月9日)(視聴率10.1%) ⇒ あらすじ
・珊瑚玉のお百 – 高島礼子   ・久兵衛 – 柳家小さん   ・伏屋の紋蔵 – 高橋光臣
・青田の文太郎 – 春田純一   ・与茂吉 – 蟹江一平   ・横山小平次 – 西尾塁

※第2シリーズ第13話「密告」(1991年2月13日放送)のリメイク版。原作はある意味、平蔵へのお百の恩返しの物語だが、そこには平蔵との認識のギャップが見え隠れする。池波先生の言葉、「恩は着せるものではなく、着るものだ」を引き合いに出すまでもなく、恩を着た側のお百の最後はしおらしい。

※珊瑚玉のお百を演じる高島礼子だが、この後に旦那が大変なことをしでかした。逆境にめげずに頑張って欲しい女優である。尚、第2シリーズ第13話では光本幸子(2013年2月22日没)がお百を演じた。

※伏屋の紋蔵役の高橋光臣は、NHK朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』でブレイク。最近では同じNHKのBSプレミアム時代劇『神谷玄次郎捕物控』 で、主演の神谷玄次郎を演じて時代劇でも人気上昇中の若手俳優。但し、第2シリーズ第13話での沖田浩之(1999年3月27日没)の方が、原作の紋蔵のイメージには近いかも知れない。

※与茂吉は原作にはない役だが、 蟹江一平が父親の故蟹江敬三(小房の粂八)の代わりに登場。

●鬼平犯科帳スペシャル「浅草・御厩河岸」(2015年12月18日)(視聴率7.7%) ⇒ あらすじ
・海老坂の与兵衛 – 田村亮   ・岩五郎 – 田辺誠一   ・伏木の卯三郎 – 左とん平
・お勝 – 小林綾子   ・柳屋甚右衛門 – 鶴田忍   ・常盤津文字春 – 東風万智子
・権助 – 仁科貴

※第1シリーズ第18話「浅草・御厩河岸」のリメイク作品だが、今回は原作通りに岩五郎が主人公である。但し、原作とは異なる設定も多く、岩五郎は大滝の五郎蔵の世話を受けていた訳ではなく、与力・佐嶋忠介の配下の密偵で錠前外しの元盗人である。また、冒頭の五郎蔵と伊三次が伏木の卯三郎を見かける場面などはない。更に岩五郎の父である伏木の卯三郎が海老坂の与兵衛の一味だったこともない。

※小林綾子が演じる岩五郎の女房のお勝は、原作では岩五郎よりも6・7歳は年上である。御厩河岸で居酒屋を営んでいるが、盲目のお八百はお勝の母親で岩五郎には義理の母である。

※海老坂の与兵衛役の田村亮は、流石に円熟の境地で大盗賊を渋く演じた。

●鬼平犯科帳 THE FINAL 前編「五年目の客」(2016年12月2日) ⇒ あらすじ
・丹波屋源兵衛 – 平泉成  ・庄次 – 渡辺大  ・お吉 – 若村麻由美  ・音吉 – 谷原章介

※コメント準備中

●鬼平犯科帳 THE FINAL 後編「雲竜剣」(2016年12月3日) ⇒ あらすじ
・石動虎太郎 – 尾上菊之助   ・堀本伯道 – 田中泯   ・京極備前守 – 橋爪功    

※コメント準備中

 

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