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ヘルメスの7つの原理「照応の原理」(2)/atn

覚えておいていただきたいのは、「三大面」は宇宙の現象を実際に分類するものではないということ。宇宙の活動や生命の状態と様々な度合いについて考察し、研究の一助にするため、ヘルメス学で用いられる用語にすぎません。

物質の原子、力の単位、人間の心、そして大天使(Archangel ※1)の存在は、一つのスケール上の度合いの差でしかなく、基本的にはすべて同じものです。度合いの差であり、振動の速度の違いにすぎません。すべてジ・オール(The All ※2)の創造物であり、ジ・オールの無限の精神の中に存在するのです。

(※1)神話に登場する「天使」の階級の一つ。ヘルメス学では「天使」も、あるスケール上で振動の度合いが認識され、表現されたものと考えます。

(※2)日本語では「全」と訳されることが多いThe All (ジ・オール)は、物質的宇宙、生命現象、物質、エネルギーの名で知られる現象(すなわち私たちが物質的に知覚できるすべて)の背後に存在する「根本的な現実」とされます。(概要編 第1の原理「思考の原理」を参照してください。)

ヘルメス学では「三大面」を7つの「中平面(Seven Minor Planes)」に細分化します。これらはさらに7つの「小平面(seven sub-planes)」に細分化され、互いに連続的に重なります。すべての面は三大面と同様、研究と考察のために用いられる用語にすぎません。

物質面と七つの中平面は宇宙の現象を分類したもので、物理に関連する全てのもの、物質的なもの、フォースや実体を含みます。

ここには私たちが物質と呼ぶ形態と、エネルギーやフォースと呼ぶ形態の全てが含まれます。ヘルメス学は物質を、ジ・オールの精神から独立した存在として認識していないことを忘れてはなりません。

物質もエネルギーの一形態にすぎません。物質はある種の低い振動数を持つエネルギーの状態です。振動数に応じ、ヘルメス学では物質とエネルギーに、物質面の七つの中平面のうちそれぞれ三つを割りあてています。

物質面が持つ7つの中平面は以下のとおりです。
1.物質面(A)
2.物質面(B)
3.物質面(C)
4.エーテル面
5.エネルギー面(A)
6.エネルギー面(B)
7.エネルギー面(C)

物質面(A)は、物理学の教科書で一般的に認識されているような固体、液体、気体の形態を持つ物質で構成されます。物質面(B)は、現代の科学(※1)が認識し始めているラジウムなど、高度で繊細な放射性物質やその現象を含んでおり、7つの小平面の下位(lower sub-division ※2)に属しています。

(※1)ウィリアム・アトキンソンが文書をまとめた1900年代初頭を指します。
(※2)振動数で比較すると物質面(A)の上位に位置します。

物質面(C)は一般の科学者には存在が知られていない、最も気迫で曖昧な物質で構成されます。

エーテル面は、科学が「エーテル(※)」と呼ぶものから構成されています。エーテルは宇宙空間全体に広がっていて、光、熱、電気などエネルギー波の伝達媒体として機能しています。

(※エーテルはアリストテレスが天体を構成する「第五元素」として提唱し、その後、物理学において光の媒質と考えられました。アインシュタインの特殊相対性理論によってエーテルの存在は否定されたという考えがある一方、物理哲学としてのエーテルの実在性は現代でも完全には否定されていません。)

このエーテル性物質は、いわゆる「物質」とエネルギーの間のつながりを形成し、それぞれの性質の一部となります。ヘルメス学では、物質面(C)にも他の中平面と同様に7つの小平面があり、1つではなく7つのエーテルがあると説きます。

エーテル面のすぐ上には、科学的に知られている通常の形態のエネルギーからなるエネルギー面(A)があります。エネルギー面(A)の少平面は光、磁気、電気、引力(重力、凝集力、化学的親和性など)、そして科学実験で存在は示されているものの、正式に命名や分類がされていない他のエネルギーを含んでいます。

エネルギー面(B)は、まだ科学では発見されていない高次のエネルギーの、7つの小平面からなります。「自然のより細かい力(Nature’s Finer Forces)」と呼ばれる、ある種の精神現象の現れとして作用する力を含みます。

エネルギー面(C)は、非常に高度に編成された7つの小平面で構成され、生命現象のような多くの特性を持っていますが、通常の人の心では認識されず、精神面の存在としてのみ利用可能です。このようなエネルギーは通常の人には考えもおよばず、ほとんど「神の力」と見なされるものです。私たちが知っている最高のタイプの人間と比較しても、このエネルギーを操れる存在は「神々」とされます。

次回に続きます。

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