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ちょっとだけ鉄道夜話 10年でこんな姿に?清里のC56を救え!〈17/38TFU03〉

山梨県 北杜市の小海線 清里駅前に保存されているC56の149号機。この機関車を救うために、いまクラウドファンディングが立ち上がっています。この機関車は、赤錆だらけで解体の危機に瀕していたものを、10年前に復旧し、屋根付きの立派な場所に安住したかに思えたのですが。ちなみに、筆者は2010年の11月に、蘇った149号機を見に行きました。

美しくよみがえった頃の149号機。2010年11月撮影。

清里駅のホームに隣接するような場所に置かれ、小海線の車内から見ると、SL牽引の列車がいるような錯覚を覚えるほどマッチしていたのです。 それが、いったいどうしたのでしょうか?気になって筆者は9年ぶりに様子を見に清里へ行ってきました。まず、この機関車の生い立ちは、製造が1938年 三菱重工、使用開始は同年に米沢から。その後は 釜石、中込、木曽福島とあちこちを移動して1973年7月に廃車となりました。廃車後は、山梨県高根町営ロッジたかね荘にて保存されていましたが、荒廃が進み、「このまま土に帰るだろう」とか「日本一荒廃のひどい機関車」などと言われていました。しかし、その後に奇跡的な復旧工事が行われ、生まれ変わったような姿で清里駅にやってきました。その機関車が今はどうなっているのか、不安な気持ちで清里に到着すると、驚きました!

10年でここまで荒廃するとは・・。煙室ハンドルの方向も変。

錆が浮き、塩を吹いたように白っぽくなった箇所(特に車両後部)の多さ。光沢の失われたボディ。屋根付きとはいえ、寒暖の差が激しい土地ですし、標高の高い土地ゆえ紫外線も浴びているためでしょうか。なんともせつない気分になりました。補修に向けて今回は、「清里駅前C56メイクアッププロジェクト」が立ち上がり、資金の募集をしています。筆者もささやかながら協力させていただきましたが、まだまだ目標額には達していないようです。SLブームの頃、「高原のポニー」と言われ登山客や鉄道ファンを乗せ、時には高原野菜を満載した貨車を牽き、雄大な自然の中を走っていたC56。清里駅前も、かつて若い女性やカップルで賑わった記憶が嘘のように、「売店舗」の札のついた店、営業をやめてしまったカフェ、廃墟となったホテルなど残念な風景が広がっていました。再び清里の一帯が活気づくようにするためにも、一人でも多くの人の手が差し伸べられることを願うばかりです。

機関車が美しさを取り戻し、清里復活の起爆剤になってほしいです

 

 

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