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【Jazz フェイバリット・ピアニスト、名盤この1枚】 その〈3〉 ハンク・ジョーンズ 〈JKI00〉

ヘンリー・”ハンク”・ジョーンズ/Henry “Hank” Jonesは、1918年7月31日に米国ミシシッピ州ビックスバーグにて生まれました。

姉弟(きょうだい)の中には、ジャズ界では有名な弟のトランペット奏者のサド・ジョーンズやその下の弟で、ドラマーのエルヴィン・ジョーンズなどがいました。その後、ミシガン州ポンティアックに移った彼は、音楽一家の一員として幼時からピアノを習っており、アール・ハインズ、ファッツ・ウォーラー、テディ・ウィルソン等の演奏スタイルを学んだとされますが、特にアート・テイタムの影響を受けたと云います。

十代の頃よりプロとしての演奏活動を開始したジョーンズですが、1947年には初のリーダーアルバム『Urbanity』を録音。またノーマン・グランツのジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック(JATP)でのツアーに参加を開始します。また同時期、チャーリー・パーカーの歴史的に重要な吹き込みに加わっています。

その後から1950年代には益々ハンクの活動の幅は広がり、人気サポーターとして、コールマン・ホーキンスやレスター・ヤング、ミルト・ジャクソン、歌手のヘレン・メリル他数多くのプレイヤーの録音に参加しました。1958年には歴史的名盤『Somethin’ Else』でキャノンボール・アダレイ、マイルス・デイヴィス、アート・ブレイキーらと共演しています。

1959年以来17年間、彼はCBSのスタッフ・ミュージシャンとなります。1970年代中頃からは日本企画の“グレイト・ジャズ・トリオ”が大当たり、私には本格的にジャズを聴き始めたどうしてもこの辺りの時期のアルバムが記憶に残っています。

その為、推薦の「名盤この1枚」には『アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード/AT THE VILLAGE VANGUARD』を挙げます。ハンク・ジョーンズ、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスによる“ザ・グレイト・ジャズ・トリオ”が、1977年2月、ニューヨークの名門ジャズ・クラブで録音したライヴ盤であり、三位一体・ノリノリでスウィングする『ムース・ザ・ムーチ』や繊細でリリカルなジョーンズの演奏が聴きどころの『ナイーマ』等の好演が光ります。

他には、Savoyでの録音『The Trio』で、これは『The Trio』と『The Trio With Guests』をカップリングした1枚。初期の颯爽としたジョーンズのピアノ・タッチが瑞々しい、サボイ時代の名演です。続いてはロン・カーターも参加のEast Wind盤『ハンキー・パンキー/Hanky Panky』(1975年)、ベースを、バスター・ウィリアムスが担当した『ラブ・フォー・セール/Love For Sale』(1976年)や選曲が良い『’Bop Redux』(ミューズ、1977年録音)等をおススメします。

この人も燻し銀、まさしく日本人好みの“ぴあにすと”でした。個人的には“グレイト・ジャズ・トリオ”のアルバムは、とにかくよく聴きました。「ハズれなし」といった感じは、亡くなる寸前まで続いた様に思います!

〈了〉

 

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