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【和装の嗜み】振袖と留袖 〈1647JKI34〉


女性の方はご存知でしょうが、男子があまり知らないことに、着物の振袖と留袖の違いがあります。

女性用の着物には大きく分けて「振袖」、「黒留袖」と「色留袖」、そして「訪問着」や「付下げ」の5種類がありますが、この投稿では振袖と留袖についてご紹介します。

振袖は成人式などで見かける、あの袖の長い華やかな着物で、未婚女性の正装と云われています。袖の長さで「大振袖」、「中振袖」、「小振袖」の三種類に分類され、袖が長いほど格が高くなります。即ち、大振袖は未婚女性の着る着物の中で最も格が高く、結婚式で花嫁が身に身に付けることもあります。但し、花嫁が大振袖を着用する場合には、ゲストは大振袖ではなく中振袖を着用するのがマナーなので気をつけましょう。また色や柄など派手なものが多いので、これまた花嫁の着物と被らないような配慮が必要です。厳密な年齢制限はありませんが、一般的に若い人が着る印象が強く、30歳未満の方が着るのが一般的とされています。近年では、伝統的な模様以外にもモダンな柄が多く見られます。

次いで黒留袖ですが、この着物は黒一色の地に足元から上方に向けて模様が描かれているシンプルな着物です。この着物は既婚女性が着る最上位の礼装で、格式の高いものです。黒留袖は、原則として結婚式等でも新郎新婦の親・姉妹といった近親者のみが着ることが可能です。また逆に、格式が高いので重要な行事以外では着ないように心掛けましょう。

最後の色留袖とは、黒以外の色の留袖のことです。振袖と同じ様な模様がありますが、袖が長くないのが特徴です。本来は既婚女性の正装ですが、最近では未婚の女性が着ることも多いようです。この色留袖は、黒留袖ほどの格式はありませんが、あくまでフォーマルな着物です。この為、結婚式やパーティーなど正装が求められる場で用いられますが、最も様々なシーンに対応出来る着物はこの色留袖と云うことになります。

ところで、江戸時代などでの男女間の連絡手段は基本的に「手紙」でした。男性諸氏は意中の女性に近づいては、彼女の着物の袖に「手紙」をしのばせたのですが、そこで男性がラブレターを渡し易くする為に未婚女性の着物の袖がどんどんと長くなり、遂には振袖になったという説があるくらいです(笑)。

〈終〉

 

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