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【おススメSF】ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』をご紹介! 〈JKI11〉

ジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの(Inherit the Stars)』(1980年、東京創元社/創元SF文庫)は、1977年に刊行されたホーガンのデビュー作にしてハードSFの金字塔です。我国では、1981年の第12回星雲賞海外長編賞を受賞しています。
本作は当時(70年代後半から80年代初め)のハードSFの代表作であり、人類の生い立ちやかつての太陽系の姿について科学的な事実に基づいた壮大な推論が形作られていきます‥‥。

そして、その“あらすじ”は「‥‥月面で宇宙服を着た死体が発見され、そのチャーリーと名付けられた死体は死後5万年を経過していたことが判明する。果たして5万年前の人類に、月に辿り着けるだけの高度な科学文明が何故あったのか? そしてその後、木星の衛星ガニメデでは、地球のものではない宇宙船の残骸が発見されるのだった‥‥。」といったもの。

尚、作者のジェイムズ・パトリック・ホーガン(James Patrick Hogan)は、1941年6月27日に英国ロンドン生まれで、工業専門学校で電気工学や電子工学、そして機械工学を学んだ後に、ハネウェルやDECの社員を経て1979年に専業作家となり、以降、数々の名作SFを産みますが、2010年7月12日に逝去したSF作家です。

この作品は正統派王道のハードSF故に、その展開はミステリ/本格推理小説の様相を示しており、読者は謎を解けば解くほど深まる謎に困惑し、最後に明かされる事実に驚愕します。

その読後の高揚・充実感は物凄く、当時、大学生だった筆者にとっては、ネアンデルタール人の滅亡やホモサピエンスとのミッシングリンクの解明にまで迫る科学的考証の完成度は圧巻でした!

もし未読のSFファンでした、是非、一読をおススメします。

-終-

※2015年現在で累計45万部を売り上げ、創元SF文庫最大のヒット作となっています。また続編に『ガニメデの優しい巨人』、『巨人たちの星』、『内なる宇宙』、『Mission to Minerva』(未訳)があり、「巨人たちの星/ガニメアン・シリーズ」と総称されている様です。邦訳版はいずれも創元SF文庫から刊行されています。

 

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