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幸運を招きよせる力、『セレンディピティ(serendipity)』。 〈403JKI11〉

セレン1ダウンロード幸運を招きよせる力、『セレンディピティ』とは・・・偶然をとらえて意図しない成果を得て、成功や幸運を掴み取る能力のことです。

そんなセレンディピティについて、調べてみました・・・。

 

セレンディピティ(serendipity)とは、何かを探しているときに、元々の探しているものとは別の思いがけない価値あるものを発見する能力や才能のことです。特に,科学技術の分野で、勘違いや失敗が思いがけない大発見や発明につながった時などに、よく使われます。

 

この言葉は、18世紀(1754年)に英国の作家・政治家であったホレス・ウォルポールHorace Walpole (1717~1797) が、友人への手紙の中で初めて使用した造語のようです。

彼は英国の著名な政治家ロバート・ウォルポールRobert Walpole (1676‐1745) の末子で、作家であり自身も政治家の経験があります。1747年にロンドン郊外のトウィックナムゴシック風の家屋「ストローベリー・ヒル」を建築しました。作家としては、英国最初のゴシック・ロマンス小説オトラント城奇譚』(1764)や,『なぞの母親』(1768)などを著わしました。

ウォルポールは、『セレンディップ(セイロン)の3人の王子 The Three Princes of Serendip 』という童話を読んでその内容に影響を受け、「偶然による思わぬ大発見をする能力や才能のことを、セレンディピィティと呼ぶことにしよう」と、手紙の中で自分のある発見について説明している部分で触れました。その後、手紙を受けた友人がこの造語を広く紹介したことで、セレンディピィティという言葉が人口に膾炙されたようです。やがて19世紀半ばになり、ウォルポールのこの造語についての著述が出版され、現在の様な広範に知られる言葉となりました。

 

セレンディピティは、『セレンディップの3人の王子 』の主人公たちが持っていた能力で、思わぬものを偶然に発見する力です。3人の王子が偶然と洞察力により、旅の途中で探し求めているものを発見することに因んだものでした。

 

セレンディピィティに関するエピソードは、科学技術の発見・発明では数多く見られます。大変有名な例がアイザック・ニュートンのりんごのエピソードですが、その後のノーベル賞受賞者の科学者たちにも、セレンディピィティを発揮した多くの例があります。

科学界に限らず、ビジネスの世界などでのサクセスストーリーにもセレンディピィティは付きものです。彼らの成功は単なる幸運によると思われがちですが、常に洞察力を持ち、気付きに注意して心の準備をしておくことでセレンディピティを発揮しやすくなるのです

一生懸命に努力した結果得られる素敵な偶然がもたらす幸運、それがセレンディピィティなのです。また、当初の目的とは異なっていても、意外な経過や結果にも興味を持って可能性を伸ばし広げられるかが大切で、チャンスは準備している人の元に訪れるというのが、セレンディピティなのです。

そして、セレンディピィティの発揮には、ポジティブ・シンキングが大事といえます。幸運とは、努力することのみならず、自分自身に幸運があると思っている前向きな人に引き寄せられる、とも考えられます。世の中には、実は成功のチャンスが溢れているのです。幸運とは普通は姿を見せないだけで、自分の気持ち次第で得られるのです。

尚、セレンディピィティには明確な日本語訳はなく、偶察力」と訳される場合もありますが、それほど定着はしていないようです。

 

ちなみに、セレンディピィティの反対語としてゼンブラニティがあります。

ゼンブラニティ(zemblanity)というのは、1980年代に英国の作家ウィリアム・ボイド William Boyd がその作品『Armadillo』の中で使用した造語です。セレンディピティの反対の意味の言葉で、不幸や不運に遭い、決まりきったことしかできない能力のことです。

また、いつも世の中に不平不満を持っていて、成功している他人を妬んだり、何かに依存している人の様子です。

尚、ゼンブラとは、作中に登場する、冷たく不毛なセレンディピティが起こりそうもない島の名前だそうです。

 

 

 
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