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【2014年 東西ノッポビル競演】 あべのハルカスと虎ノ門ヒルズ 〈15JKI00〉

本年グランドオープンを迎える東西の高層ビルを紹介しよう。あべのハルカス虎ノ門ヒルズだ!!

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あべのハルカス

「あべのハルカス」は、大阪・阿倍野に建設中の超高層ビル。2013年6月13日に建設中の複合施設「あべのハルカス」の内、「あべのハルカス近鉄本店タワー館」(地下2階~地上14階)と、ウイング館B2階から9階までが先行オープンしていたが、2014年3月7日には全館の竣工、開業を予定している。

アベノ108a建築規模は高さ300m、延床面積21万2,000m²、地上60階・地下5階(SRC・S造)である。建設中の2012年8月には高さ300mとなり、「横浜ランドマークタワー」(高さ296m)を抜き建設中の高層ビルとして日本一となったが、この春の全館開業で正真正銘の日本一高いビルとなる。約20年ぶりの記録更新だ。

近畿日本鉄道(近鉄)グループが建設を進めてきた「あべのハルカス」だが、低層階には「近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店」とレストランや専門ショップ、サテライトキャンパス、中層階にはオフィスが入居するほか、高層階にはホテル「大阪マリオット都ホテル」や全面ガラス張りの展望台「ハルカス300」(58~60階)や「あべのハルカス美術館」も開業する予定で、阿倍野・天王寺エリアの新しいランドマークとなるだろう。ちなみに「近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店」も売り場面積が約10万㎡(タワー館+ウイング館)となり、 こちらも百貨店としては日本一の規模となる。

オフィステナントの候補は、奥村組、関西電力、シャープなどが交渉中の様子であり、 ホテルは米国のホテルグループ「マリオット・インターナショナル」と、都ホテルのダブルブランドである「大阪マリオット都ホテル」だ。

大阪地区では、難波に「なんばパークス」が2007年に開業し南海電鉄難波駅周辺の再開発がスタートしている。また梅田でも、JR大阪駅北ヤード跡地を中心に大規模な再開発が進められており、大型商業施設「グランフロント大阪」がオープンしたばかりだ。これらに負けじと阿倍野・天王寺エリアでも大規模再開発が行われてきたのだが、なんと言っても「日本一高いビル」という称号は魅力のある看板だ。また近鉄の路線を足がかりに東へも南へも集客が望める立地を活用して、更なる商業・文化地域としての発展が期待されよう。

尚、「ハルカス」の名は古語の「晴るかす」(思いを晴らす、晴れ晴れとさせる)からだそうだ。

公式HP→ http://www.abenoharukas-300.jp/

 

 虎ノ門ヒルズ

「虎ノ門ヒルズ」は地上52階建て高さ247mの超高層複合タワービルで、延床面積も24万4,360m²と国内トップクラスの規模となる。超高層複合棟は、日本初進出となるインターナショナルなホテル「アンダーズ 東京」ホテルや最高スペックを備えたオフィス、国際水準のカンファレンス(会議)会場、眺望抜群の高規格レジデンス(住宅)、多様な都市生活を最大限にサポートするショップ(店舗)等で構成され、地上には約6,000m²の芝生広場などが広がる。また6駅11路線が利用可能な立地は、羽田空港にもアクセスが良く、グローバルなビジネス拠点として最適だ。

ヒルズ31203-11東京都は新橋・虎ノ門エリアを、アジア地域の業務統括拠点や研究開発拠点となる国際戦略総合特別区域「アジアヘッドクォーター特区」と位置付け、新たな有力外国企業の誘致プロジェクトを実施している。「虎ノ門ヒルズ」」は、このエリアの国際競争力向上に寄与するべく、道路整備と街づくり(再開発)を一体的に進める「立体道路制度」(当該建築物の中を環状2号線が貫通する計画で、当該建築物の特定建築者は、東京都建設局の委託により地下トンネルの整備も行う)の活用により、東京の新たなシンボルストリートとなる環状二号線(かつて虎ノ門と新橋を結ぶ「幻のマッカーサー道路」と呼ばれた)とともに今年(2014年)に落成する見通しだ。

 

30フロアを占めるオフィス予定フロアは、企業の事業継続性を考慮した最高グレードのオフィス環境を提供する。各部屋は天井高2.8mの無柱空間を実現したフレキシビリティの高いもので、共用部や外構にはWiFiの整備を予定し、インターネットを活用した現代的な職場環境をサポートする。

また、3種類、1,218基の制振装置による高い耐震性能や、非常時に電源供給を可能とする非常用発電機(バックアップとしてガス発電、重油を用意)を備えるなど、極めて信頼性の高い電源供給システムの採用で事業継続性について重点的に配慮した。非常時には数千人規模の帰宅困難者の一時滞在スペースとして活用できるよう低層部を整備しており、これは首都東京の防災機能の向上に一役買うものだ。また環境性能評価「CASBEE」では最高ランク「S」を取得している。

日本初進出、世界で12軒目の「アンダーズ」となるラグジュアリー・ブティックホテル「アンダーズ 東京(Andaz Tokyo Toranomon Hills)」が「虎ノ門ヒルズ」の47 階から52 階までの6 フロアでオープンする。ヒンディー語で“パーソナル スタイル(Personal Style)”を意味する「アンダーズ(Andaz)」は、2007年のロンドンでの開業を始めとして、ニューヨークや上海などの世界主要都市とリゾート地に展開しているハイアット・グループのラグジュアリー・ブティックホテルのブランドで、パーソナルスタイルを叶えるホテルとして、世界中の人々を魅了してきた。

「アンダーズ 東京」のインテリアデザインは、世界的に有名なホテル・レストランデザイナーのトニー・チー氏と、和装系のクリエイティブディレクター緒方慎一郎氏とのコラボレーションであり、164の客室のほか、素晴らしい景色を一望できる52階には、オープンエアスペースを持つルーフトップバー、アウトドアテラスのあるイベントスペース、東京で一番の高所に位置する独立型チャペルなどが設けられる。

 

東京には「ヒルズ」は数あれど、当分の間、ここが最新「ヒルズ」として注目を集めるのは間違いない。 また、計画から68年を経て開通する『幻のマッカーサー道路』からは、やっと「幻」の字が消えることになる!!

-終-

【続報】
「あべのハルカス」に訪れた人は、全面開業からの1年で4,273万人となったことを運営する近畿日本鉄道が(2015年)3月7日に発表した。最も集客を期待した百貨店の不調が響き、初年度想定より12%も少なかった。しかし展望台は想定の40%増、オフィスは60%増、ホテルが2.4倍と好調だった。

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